6月に咲く花












instagramを見て下さってる方はご存知かと思いますが
この6月、なんとわが家のサンスベリアに初めて花が咲きました!


わが家にはサンスベリアの鉢が2つあって、
ひとつは吉祥寺のローズベーカリーで買った小振りのもので、
その後すぐに千葉の市川へ所用で行ったとき駅ビルでまったく同じものが半額で売られていて、
一瞬、(総武線で川を超えるだけでこんなに値段が違うものなの、、、と)がーんとなったのだけれど、
悔しいからかお得だからか?・・・自分でもよくわからない心理でそこでも買いました。


そうしてわが家にやってきた2鉢のサンスベリア
この3年黙々と部屋の空気をきれいにしてくれていました(あくまでもイメージです)。


それが今年の6月に、片方の鉢の株の真ん中からとつぜん見慣れない花芽が出てきて、
毎日ほんとうにゆっくりと少しずつ伸びて、ついに花開いたのでした。


初めてのことってどんな些細なことでもなんだかわくわくしちゃうもので、
花芽を見つけてから花開くまでのあいだ、いったいどんな風にいつ頃咲くのかしらと、
小学生の朝顔観察のごとく毎日飽きることなく眺めていました。



サンスベリアの花は夕方頃からゆっくりと開き始めて、
夜になると全開で花びらをくるんとそり返して、元気いっぱいに咲きます。
そして辺りいちめんになんともいえない甘い果物の混ざったようなよい香りを放ちます。
それは今まで嗅いだことのある、どの香りとも違っていて、
どこかの植物園の熱帯植物の生い茂る温室を歩いているときとかに
嗅いだことがあるような、、、そんな匂いでした(むー、例えるのが難しい!)。



同じ環境でほとんど放ったらかしというのも一緒なのに、なぜ片方の鉢だけ花が咲いたのでしょうか?
もう一方のサンスベリアも新芽がどんどん出てきて元気いっぱいですが、
花を咲かせる気配はまったくナシ!なのです。不思議です。



サンスベリア花言葉を調べたら「永久」と「不滅」だそうです。
なんとも力強くて頼もしいお言葉…!なのでした。

最近のしごと





外を歩いていると、紫陽花のブルーが目に留まる季節になりました。
クチナシの甘い匂いもふわんとどこからか漂ってきます。


三菱電機の会員制サイト「CLUB MITSUBISHI ELECTRIC」の6月のメイン画像を担当させていただきました。
「三菱家電のある風景」(今月は除湿器)というテーマでイラストを描いています。



ちょうど母校のセツ・モードセミナーへ行ったあとに制作していて、
校内で久しぶりに見たアーチ型の窓が素敵だったので、さっそく描いてみました。
梅雨だけれど除湿器でさわやかに過ごせますように・・・って感じでフサフサ猫も。
長毛種の猫は飼ったことがないけれど、何を考えているのかよくわからない顔がかわいくていいナって思います。


会員の方はイラストの壁紙のダウンロードなどもできるようです。
以下のHPから見ることができるようなので、よろしかったらどうぞご覧下さい。


http://www.mitsubishielectric.co.jp/club-me/index.html

http://www.mitsubishielectric.co.jp/ (4番めに出てきます)

セツ・モードセミナーのこと
























この春、セツ・モードセミナーが閉校になるというニュースは
いろんなところで記事になっていたからご存知の方も多いかも知れません。


セツ・モードセミナー” は1954年に長沢節により開設された美術とファッションの学校です。
1965年に新宿区舟町のすてきな校舎を新築、移転して、
この春までそこでたくさんの生徒が学んできました。


わたしもその生徒のうちの一人。


卒業してからもうずいぶんと年月が経ってしまったけれど、
母校が無くなってしまうというのは、なんとも切ない気持ちになるのだなぁ
って、今回初めて知りました。


母校といっても、もともと学校とか集団生活がニガテなわたしなので、
もしもかつて通っていた小学校や中学校や高校がなくなったとしても大した感情も湧かないと思うのです。
でも、セツは別。
セツは学校だけれど、わたしにとっては初めて自分らしくのびのびと楽しめた学校だったのです。
絵を描いてあんなに褒めてもらえたのも、セツが初めてでした。
ほんとうに学校らしくない、特別な学校でした。


そんな思い出がたくさん詰まった校舎を、最後に、もういちど見ておかなくちゃ・・・
そう思っていた矢先、セツの先輩イラストレーターSさんにお声をかけて頂いて
卒業生の3人(といっても在学していた時期は皆バラバラです)で閉校前の母校を訪ねました。


ひさしぶりに入った校舎は、
やっぱり期待を裏切らないあいかわらず素敵な空間で、わたしの大好きな場所のままで。
よく友人たちとお喋りしたりお昼を食べたロビーや中庭もほとんど変わらないままでした。
昔はゼラニウムの鉢がたくさん並んでいたけれど、
今はチューリップやアネモネの花がなんともドリーミィに咲き乱れていました。
ブランコがなくなっていたのはちょっと寂しかったけれど、
訪れたときはちょうど桜が満開を過ぎたころで、ハラハラと花びらが舞い落ちるさまが美しく、
ここが新宿?っていっしゅん思ってしまうほど、、、
そこには独特の時間が流れていました。



10代の終わりから20代前半にかけて、週に3日セツに通う日々のなかで、
絵のことはもちろん、、色彩のこと、フランスでのこと、映画のこと、愛、自由ということ、美しさについて・・・
ほんとうに様々なことを教わった気がします。
当時はわからなかったけれど、ずいぶん後になってから、
「セツ先生が言っていたのはこういうことだったのかー」
と気づくこともあったりします。



閉校してしまうのは寂しいけれど、
人生のひとときをこんなすてきなところで学べただけでも、
とても幸せなことだったなあと、しみじみ感じました。
そして、
ここで学んだ人たちの心のなかに、そっと大切な記憶として永くのこるのではないかと思います。




そんなセツ先生の展覧会がただいま弥生美術館で開催中(〜6月25日)です。

生誕100年 長沢 節 展 〜デッサンの名手、セツ・モードセミナーのカリスマ校長〜
詳しくはこちらから
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html

ミンミンのお墓参り、成城の教会、フチベニベンケイの話






今年も、すっかり春になりました。


お正月から、時の経つのがあっという間です・・・!
・・・というわけで、またしてもかなり間があいての更新になってしまいました。


アメリカンショートヘアの黒猫、ミンミンが亡くなって今年の3月で9年。
ミンミンの命日は3月15日だけれど、そのころはなぜか毎年忙しくしていて、
(2月には祖母と母の命日がダブルであることも影響して)
今年もやや遅れてのお墓参りです(ゴメンよ、ミンミン・・・)。
お墓のある世田谷の動物霊園と隣接する妙法寺には、みごとなしだれ桜があり
今回訪れたときはちょうど満開を迎えていました。


そして、どういう経緯かわかりませんが、境内に仮設の小屋が出現していて
西伊豆名産・手作り桜葉餅というのを売っていたのでびっくりしました。






ミンミン 在りし日の姿。享年16歳と10ヶ月でした。
















動物霊園にはもっぱら成城学園前から渋谷行きのバスを利用していたのですが、
あるとき、あんがい歩ける距離だということが分かってからは
お天気がよければ帰りはプラプラと歩いて駅まで戻るようになりました。


桜の季節は仙川沿いの歩道を歩くのもよいし、
住宅地のなかは静かで、庭木やいろんなデザインのお家を眺めながら歩くのも楽しいのです。



上の写真3枚は、駅からそう遠くないところにある「カトリック成城教会」です。
こじんまりとした建物だけれど、ステンドグラスの窓のデザインや木の扉など
細かいところが凝っていてとても可愛い。
設計はカトリック信徒の今井兼次(1895−1987)さんという方。
世田谷にはこの方が設計した上野毛教会というのもあるらしいのでいつか行ってみたいです。


ほかにも、駅までのルート上には昔のモダン建築が好みの「清川泰治記念ギャラリー」や
アングローバルのアウトレットショップがあったりして、
のんびりと時間があればあちこち覗きつつ散策するのが楽しいです。


そしてゴールは駅を超えて向こう側の成城アルプスのケーキとお茶。
・・・というのが、ゆとりのある時のお気に入りのお墓参りコースです^^






今年の春は、鉢植えのフチベニベンケイ(金のなる木)にこれまででいちばん沢山の花がつきました。
このフチベニさんは、もともと27年前に結婚したときに、
夫の両親(だった方たち)から分けて頂いた小さな鉢植えでした。
それが9年くらい前に別れるとき、ものすごく大きく育ってしまったので
置き場所に困って元夫に引き取ってもらったのです。
そして、その時にぽきりと折れた小さな枝を捨てるのがなんとなく忍びなく、
挿し木にして植えておいたら、、、
それがまたものすごく大きく育ってしまったのでした〜


特になにも手をかけていないのに、枯れることなく年々ぐんぐんと育っていて、
満開の可憐な花まで咲かせてすごいのです。
地味だけれどたくましい・・・笑。この生命力には憧れてしまいます。
わたしも見習いたいものです。

happy new year





新年 あけまして おめでとうございます


2017年が、みなさまにとって穏やかですてきな一年になりますように。








さいきんのルウルウ(シエスタ中・・・)





拾ってから少し経った頃のルウルウ





ルウルウが家にきて早くも11年が経ちました。
今年の春には、なんと!12歳になります。


出会ったときは生後1〜2ヶ月くらいで片手に乗るくらいの赤ちゃん猫だったのに
今では人間の年齢でいうと私の歳を超えてしまうくらいになりました。


そのあいだに家族構成が変わったり、5回の引っ越しに付き合わされたりしながらも、
ルウルウはいつも側で変わらず
陽のあたるところでていねいに毛繕いをし
ゴハンをねだってはむしゃむしゃと食べ
食べてはスゥスゥと眠り、、、の繰り返し。
いたってマイペースなルウルウに、いつもくすっと笑わされ励まされてきました。



小さなときから傍らにいるクマのぬいぐるみは、今もルウルウのお気に入りで
わたしの姿が見えなくなると、口にくわえて、
世界の果てまで響き渡るほどの大声で鳴きながら探しくるのも相変わらず、笑。



すっかりおとなになっても寂しがりやのルウルウですが、
そんなルウルウ共々、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

スティグ・リンドベリ生誕100周年展に行ってきました




















スティグ・リンドベリが生まれてから今年で100年経つのだそうで、
先日、西武池袋で開催されていた展覧会に行ってきました。
かつてリンドベリは西武百貨店の包装紙をデザインしたことがあり、
和のモチーフを取り入れたそのチャーミングな包装紙の存在を知ったとき、私も無性に欲しくなってー
くったりとした一枚の赤い包装紙を古道具屋さんで手に入れたときは嬉しくて、額装して部屋に飾ったものでした。



今回の展覧会、ふだん池袋エリアにあまり馴染みのない私は、
招待券をもっている友人が誘ってくれて初めて知ったのだけれど、
そうでなければあやうく見逃すところでした。
あぶないあぶない、、、ほんとうによかった・・・!


以前、スウェーデン国立美術館で大規模なリンドベリ展を観て以来のことです。
あれっていつのことだったかなー・・・?と、このblogを遡ったところ、
なんとちょうど10年前の2006年、それも同じ10月のことでした。


http://d.hatena.ne.jp/weekendstroll/20061111/p1


たいしたことは書いていないのだけれど(それは今も変わらず)、、、ただ、ひたすら、、、懐かしい!




実は、この10年間、人生において想定外のヘヴィな出来事が度重なっていたのですが、
思い返すとその始まりはスウェーデンでリンドベリ展を観たほんの少し後からのことでした。
そんな、濃密なこの10年間もようやく落ち着きを取り戻してきた今年、
自分にとってはちょうど一区切りの着地点のようなタイミングで、再び「リンドベリ展」を観ることになりました。
あの頃と今とでは周りも自分もいろんなことがすっかり変わってしまったけれど、
好きなものはやっぱり好きで、美しいと感じる心も変わりようがないんだなあと、
いろんな思いを巡らせつつ、、、
私にとってはひときわ感慨深いものとなりました。


会場には、人気シリーズのテーブルウエアの展示はもちろんのこと、
アートピース作品やテキスタイル、リンドベリがデザインを手掛けたテレビやラジオなどもちゃんと来ていて、
絵本や雑誌やトランプの貴重な原画、陶器の図案のスケッチなどもありました。
10年前ににも観ていたのかどうか、、、あの時は感激で胸がいっぱいだったのでよく思い出せないものもありましたが、
今回の会場では、ガラス製品やドローイングのラフな線画などが私には新鮮に映り、心惹かれました。
リンドベリの創りだす形はとても優雅で緻密なのに、
時に大胆だったり、奔放なフォルムや色使いをするところにも相変わらずぐっときました。
アートピース作品や絵画には、神話をモチーフにしたちょっとシュールなものやエロティックなものもあって
好みが別れるところだけれど、
どの作品にもどこかユーモアや優しいまなざしが感じられるところが、
やっぱりリンドベリってよいなあって思いました。


そして、会場で流れていた動くリンドベリの貴重な映像、、、
あいかわらずチャーミングなお姿に再会できて嬉しかったです。
制作風景や、楽しそうに自らデザインした商品を紹介する光景などほんとうに面白いのです。
まとめてDVD化とかしてくれたらきっと買ってしまいそうです。




今日の音楽:New Day  by 掘込泰行
キリンジの、弟さんのほうの泰行さんの新譜がさいきんリリースされて、
時々ラジオから流れてくるこの曲がとてもすてきです。
この夏はKIRINJIの「ネオ」をよく聴いたけれど、季節が変わって秋風が吹くようになってきたら
透明感のある泰行さんの歌声や、歌詞がなんだかとてもしっくりくるのです。

本とCD












秋雨前線の影響で、ここ東京23区のはしっこ(というかギリギリ外がわ)も湿気を含んだくもり空や雨の日が続いています。
もう、ほんとうに、甘いキンモクセイの香りを運んでくるさらさらの秋風と、透明な青空が待ち遠しい・・・!
そんな今日この頃です。


今週は、春頃にお仕事させて頂いたCDと、表紙を描かせて頂いた本が、届きました。



CDは垂石雅俊さんのアコースティック・ギターによるカバー集 「Cafe de Guitare」。

こちらのCD、1曲目はビリー・ジョエルの “素顔のままで” です。
この曲のオリジナルはわたしが10代だった頃、よくラジオで流れていました。
懐かしいー・・・
フェンダー・ローズのやさしい音色から始まるイントロが、ラジオから流れてくるのを聴くのが好きでした。
垂石さんヴァージョンも、清々しいギターの音色でとても穏やかです。
よろしかったらぜひ。


本は南雲吉則さんの「明るく前向きになれる乳がんのお話 100」(主婦の友社)です。
こちらは中の小さな挿絵もたくさん描きました。
わたしも読ませて頂きましたが、乳がんのことがとても分かりやすく書かれています
(ちょっと怖いけれど、専門的なことや対策など知っていると良いことがたくさん)。
どこかで見かけたらぜひ手にとってご覧ください。