北欧旅行記/4日目

10月14日の土曜日。この日はフィンランドからスウェーデンへの移動日でした。私にとっては初のスウェーデン。なのに情けないことに前夜の散策がたたったのか朝起きてみるとやや風邪気味……。というわけで無理せずゆったりとしたスケジュールで行動することにしました。




小さな飛行機で、あっという間に10:00am ストックホルム・アーランダ空港に到着です






ホテルは、残念ながらBirger JarlではなくClarion Hotel Stockholm。

地下鉄駅Skanstullの目の前にあるのに部屋からは湖を見渡せる…というところが気に入りました。







部屋に飾ってあった写真。いい感じです。







ロビーに飾ってあった黒のダーラナヘスト。シックです。






ホテルの並びにある建物の時計のてっぺんにもちょこんとダーラナヘスト……






地下鉄Skanstull駅の改札付近。広告ポスターなどがペタペタ貼られていないせいか、ずいぶんすっきりした印象です。







ホームに降りたら黒猫ちゃんがお出迎え。
一瞬「家においてきたミンミンたちは元気にしているかなあ…」と少しホームシックに。






国立美術館へ向います。お目当てはスティグ・リンドベリの展覧会。







チケットなど。会場ではリンドベリの映像なども上映していて、動いているリンドベリを初めて見ました。






実のところ、ずーうっとホテルのベッドで横になって休んでいたい、そんな調子のスウェーデン1日目でした。でも、なにせ6泊8日という強行スケジュールですから、数時間でもボンヤリと過すわけにはいきません(なのに不覚にもベッドでうたた寝すること数時間)。そもそも、なぜ私がこの時期にこの地に来たかといえば…大好きなスティグ・リンドベリ(私が初めて彼の名を日本で耳にした頃は、まだ『リンドバーグ』と英語の発音で呼ばれていました)の展覧会が2カ所で開催されていたからです。
ホテルにチェックイン後、しばしの休憩を挟んで「そうだ、やっぱり今日のうちに行こう!」と、国立美術館へ向いました。初めての地下鉄、初めて聴く言語、初めて見る国の人たち、初めて降りる駅、初めて歩く道、目の前に広がる初めて見る景色……すべてが新鮮でした。でも国立美術館は5時までなので早く行かなくてはと、気ばかり急いて、それらをゆっくりと味わう間もなく会場に到着してしまいました(笑)。
グスタフスベリ製陶所のアートディレクターとして、一人のアーティストとして、芸術性の高い1点ものの陶器やオブジェから庶民的なテーブルウェアまで、あらゆるものを手掛けたリンドベリ。会場では、これまで写真でしか見たことのなかった作品や、初めて見るテキスタイル、絵本の原画など、ほんとうに沢山のものを一度に(!)観ることができました。それらは、どれも彼らしく繊細かつ大胆なデザインで楽しさ溢れるものばかりでした。そして私が初めてリンドベリの名を知るきっかけとなった、Termaシリーズのテーブルウェアもケースの中に一緒に並んでいました。感激。あれは……確か2000年前後のこと。Wall paper誌に紹介されていたTermaシリーズの記事を見て、そのフォルムの美しさに惹かれた私はデザインした人のことを知りたくなったのでした。その後間もなくして目黒通り沿いのCRAFTさんでリンドベリ展が開催されて、そのとき私は初めてのリンドベリ、Termaシリーズのポットを買ったのでした。そこから始まって、6〜7年後にスウェーデンにやって来て展覧会場で動くリンドベリの映像を観ている自分……言葉にならない、なんだかとっても不思議な感じがしました。ただ一つ残念だったのは、ミュージアムショップが閉館15分前に閉まっていてカタログが買えなかったことです。そして、この日は(そのショックもあり)それ以降のことはあまり覚えていません(笑)。